クオリティーが高くハイセンスで洗練された街・青山。その地域性はこの駅のデザインコンセプトである結晶、クリスタルで表現される。地下で生み出された人・もの情報がホームで収集され上階のコンコースで精製されさらに上層へ至って結晶化する。 駅空間はラッシュにもまれた利用者達の気持ちを爽やかに盛り上げていく空間装置として機能する。結晶を表現するガラスやガルバニュームの鋼鈑は、素材そのもので表現している。特に透通ったガラスの柱は、透明性を表現しており青山の大きな特徴となっている。 出入口ではガラスの板を何枚も配することで澄んだ結晶を表現している。夜、青山に浮かぶガラスの結晶はこの地域イメージを表現する新しいモニュメントとして、地域に溶け込んでゆく。