銀座ツーワンビル +Nittoc +M2
2003
Ginza,Tokyo
780m2
S
B1F/8F

銀座の間口5m奥行き20mの細長い敷地に建つこの事務所ビルの計画は5mのファサードがこのビルのイメージをきめることになる。地域地区制度により壁面後退を行えば道路斜線が緩和されるため斜線後退はないが,隣地との距離もほとんどなく建物は唯一約5mほど道路に顔を出すというのが現状だ。
当初計画は、前面の避難バルコニーをファサード面に取り入れ面的なファサードを考えた。
それとは対照的にバルコニーを前面に持ち出し線的にデザインし、ファサードに繊細な表情をだした。最終的には、こちらのデザイン採用した。そこでより線的なイメージを強調 させるために、4階から8階のバルコニーはPC鋼棒で吊っている。それにより線材がかからみ合い、表情に厚みがました。両側のエッジのきいた薄い壁が、全体を整え建物のシャープさを強調している。

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