青ヒバの家設計コンペ
1990
Aomori

日本三美林と呼ばれる青森のヒバは、フィトンチットという物質を多く含み湿気に強く環境的にも優れた材料であることが知られている。この優れた材料を見直し、近年の地方都市の生活を建築的に提案するコンペであった。地方都市においては、新旧入り交じった生活習慣がまだ多く残されている。

日本の四季を感じ、世代をこえて家族が生活しつながっている。そのような生活をここでは外部のデッキをとおして建築的にも精神的にもつなげている。

元来、日本の建築は内と外をうまく互いに取り込んできた。内でありながら外の空間を大きく取り込める建築的な提案が、この家を支えヒバという日本特有のこの材料がこのデッキを縁の下から支えている。

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