城下町ホールエスキスコンペ
2005
Odawara


+バサロ計画 +M2

市民参加型の劇場の創設

地元の文化活動発信の場として
小田原には市民中心の多くの交響楽団や演劇グループが存在します。そのような活動をもっと盛んに、そして気軽に楽しめる施設を提案したいと考えています。そのためあまり格式張った劇場ではなく、開放的で様々な文化芸術活動が外部から視覚的に見えることで、立ち寄り型の劇場空間を提案したいと考えています。

第3の演出空間の創造
どちらかと言えばフォーマルで非日常を味わえるメインホールと、気軽に文化・芸術活動が行えるサブホール。私たちはこの二つの空間をどのように繋ぐかが重要だと考えました。そこで二つの機能をガラスの大空間で囲い各々がそこに顔をだす空間を創りました。この空間は、メインホールのホワイエであると同時に市民のギャラリーでもあります。サブホールは2階からアプローチし、サブホールの1階をピロッティ空間としてを市民ギャラリー(創作活動の場)をとしています。市民が気軽に部活の感覚で文化活動に参加出来る様に部室のように集まれる部屋も付帯させました。ホールの公演がおこなわれていない日でも城下町ホールのこの空間はにぎやかです。

空間の可変性
このホールの大きな特徴として、空間の可変性が上げられます。大ホールでは最大で1300人程度収容出来る他、可変座席によって中ホールの規模にも可変可能です。サブホールは,可動間仕切りを設置しホワイエと一体になって新たな広がりのある空間を生み出す事が出来ます。様々な文化活動に対応出来ることもこれからの施設には必要です。

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