新潟早通南住宅住戸改善プロポーザル
2005
Nigata


+真澄設計

Re.Design (再デザイン)
 〜集合住宅の活性化(activation)〜
30数年前に設計された集合住宅は、現在では住み手のニーズや生活と大きく異なってきています。また公共集合住宅の役割を考えたとき、時代背景を的確に汲み入れ、将来にわたって集合住宅の活性化を促す為に、以下のような3つのキーワードでデザインすることが必要なのではないかと考え提案するものです。
1. 空間をデザインする。
2. コミュニティーをデザインする。
3. 生活をデザインする。
3つの大きなコンセプトはこの集合住宅をデザインする上で大きな柱になります。

空間をデザインするとは、今日までのように住み方を限定する嵌め込み型の住戸を提供するのではなく、住み手の意思によって選択出来るような空間の提供が必要ではないかと考えています。本計画では、住戸バリエーションを4タイプ用意し、住み手の生活スタイル的確にサポートできる様提案しています。また内部空間はあまり細かく仕切らずに建具や家具によって間仕切りし住み手側が自分の生活スタイルにあわせた空間づくりができる様にしています。

コミュニティーをデザインするとは、まず同じ棟内の人の流れをつくり活性化させることです。現在では人に関わらない個人的な風潮が強いなか、高齢化を迎える日本ではこれからコミュニティーが大切なキーワードに必ず立ち返る時期が必ず訪れます。高齢者への見守りや若い人へ継承など必要な要素と考えます。そのため北側に廊下を増設し、住人のコミュニティーの機会を増やしたり、1階には雁木で構成する通り抜け空間を提案他の棟とのコミュニティーの場として提案しています。また4つの住戸タイプも一つの階に偏らせるのではなく分散することでコミュニティーをshuffleしています。

生活をデザインするとは、様々な生活スタイルをサポートしようと言うものです。ユニバーサルデザインにより生活弱者である障がい者、高齢者や子供たちなどサポートが必要な人にやさしい建築を提供することです。エレベーターの増設やサインの整備バリアフリー住戸などのかたちで建築的にサポートします。

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