吾妻線第2橋梁景観設計
1997
Agatuma Bridge NO2/Gunma
橋長430m

八ツ場ダムに伴う、JR東日本の吾妻線付け替え工事一環で橋梁2箇所が架け替えになります。この第2橋梁は、荒々しい渓谷を渡る力強さをコンセプトにこの橋をデザインしています。ダムの建設で湖底に沈んでしまう村がありますが、新たな地域の活性化をイメージした4本の主塔は、地域の連帯を表現しており、この地域のランドマークとなると考えています。
橋脚位置変更に伴い、2005年には橋脚廻りの再設計をおこないました。維持管理上、フリーメンテナンスを目標に設計を行っています。

2009年8月の民主党による政権交代で八ツ場ダムの先行きは不透明になりましたが、鉄道の付け替え工事は8割方完了しています。この吾妻の景観はどのようになるのでしょう。
2009.08現在施工中 2009.08現在施工中

橋梁データー
本橋は日本最大の中央径間を有するPRC斜版橋です。岩島駅より上流の約1.0Kmの地点から、R600mの左曲線により吾妻川を渡河する橋梁であり、スパン41mの単純PRC中路桁及びスパン111.5m+167m+111.5mの3径間連続PRC斜版中路箱桁橋で構成される橋長431mの橋梁である。PRC斜版中路箱桁橋の中央スパン167mは国内最長であると共に主塔に採用している独立4本柱というのは世界初の試みである。(JR東日本旅客鉄道株式会社吾妻線付替工事パンフレット抜粋)

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