横浜市戸塚区にある米軍の通信基地が返還後されます。返還後の利用方法に付いてアイデアコンペが行われました。我々は環境について再認識させる場所として提案をおこないました。
環境テーマパーク〜ココカラプロジェクト〜
沈みゆく天国に最も近い島ツバル。
絶滅が危惧される1500種類の生き物たち。
飢えに苦しむ10億人の人々。
環境問題は、もはや国や人まかせでは解決できないところにきています。いま大切なのは、一人ひとりができることから行動を興すことです。私たちは、そのために「ココロ(心)」と「カラダ(体)」を育み、環境とどのように向き合うべきかのヒントともいうべき“環境作法”を身につけられる空間を創造しようと考えました。一人ひとりが自らの問題として行動を起こすきっかけが“ココカラプロジェクト”なのです。そして小さな力がYOKOHAMAから常に世界に環境作法を発信していくプラットフォームになるのです。
○ここからはじまる。
「ココロ」と「カラダ」を育むために、遊(自然と遊ぶ)・環(環境や人とつながる)・智(人の叡智で未来をつくる)テーマに私たちの五感に訴えようと考えています。これらの体験を通して、私たち一人ひとりが直面する問題に応じて環境とどのように向き合うべきかを考え、行動するための 「きっかけ 」づくりとなるものです。
○カタチが意味するもの。
“丸い敷地のカタチ”は、「場所の記憶 」を伝えると同時に、環境問題に対して一人ひとりが一歩を踏み出す出発点(ココカラ)の象徴と考えました。世代や国境を超え人々が、未来に対する責任と人類の大きな結束としての「環〜サークル」の表現でもあり、ここを拠点とした活動や支援の環が世界中に広がることの期待でもあります。
○見えてくる私たちの未来。 〜コレカラの環境との付き合い方としての“環境作法”〜
私たち人類は、環境体験や学習、技術の進化からイマジネーションを働かせ、遠い世界や未来に向けた行動を始める時を迎えています。“ココカラプロジェクト”は、循環型社会の構築など環境と共生、共存を模索しながら、私たち一人ひとりが次世代における環境との向き合い方ともいうべき“環境作法”の種を育て、発信する場なのです。
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