地下の山手線として計画された、都営12号線のプロポーザルはあらゆる面で今までの地下鉄の概念を変えようとしている。 一律化した無味乾燥とした駅舎は東京をますますスラム化させていく。地下では地上と違い、地域性やその土地のカラーを感じにくい。それぞれの駅が個性を持ちその地域とネットワークを持つことが今地下駅に求められている。 その地域の生活やイメージを取り込みそして、駅を情報の拠点にし地域づくりの核となる場にしていく。これからの地下都市空間の新しい提案である。
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